ウェブハンドリングにおける「しわ」トラブルの原因と対策
フィルムや金属箔、紙などを連続搬送するロールtoロール工程では、「しわ」や「スリップ」といった不具合が品質低下や生産ロスの原因になりやすく、現場担当者を悩ませるテーマのひとつです。
張力条件やライン速度、材料特性が少し変わるだけでも発生状況が変わるため、場当たり的な対策では再発を招くことも少なくありません。安定した生産を実現するには、現象の仕組みを理解したうえで、工程全体を俯瞰した対策が欠かせません。
この記事では、ロールtoロール工程で起こるしわ・スリップの基本的な発生メカニズムから、現場で考えるべきポイントや対策の考え方までを、実務目線でわかりやすく解説します。
目次
円周方向しわ(バックリング)のメカニズムと現場事例
フィルムや金属箔、紙などのロール巻取り工程では、巻取ロール上に「円周方向のしわ(バックリング)」が発生することがあります。スターディフェクトや菊模様とも呼ばれるこの現象は、製品の見た目や品質に影響するため、現場では早期発見と対策が重要です。
ここでは、円周方向しわの本質や発生メカニズム、実例をわかりやすく解説します。
◇しわは座屈現象

円周方向しわは、材料力学でいう「座屈」の状態です。ウェブに巻取方向に圧縮応力が加わると、ある臨界値を超えた箇所でウェブが押し出されるように変形してしわになります。
初めは巻取張力で引張応力がかかっているため、一見すると圧縮は生じないように見えますが、巻き取る過程でウェブが押し込まれることで圧縮応力が生まれるのです。
◇圧縮応力が生まれるメカニズム

巻取りが進むと、既に巻かれたウェブは半径方向の応力によって内側に押し込まれます。初めの位置の長さは ですが、内側に押し込まれることで に短くなり、引張応力に逆らう圧縮応力が発生します。この圧縮応力が引張応力を上回ると、ウェブは圧縮状態になり、座屈の条件が整います。
◇しわが発生するには「変形スペース」が必要

圧縮応力が臨界値を超えても、ウェブが周囲に支えられていれば簡単にはしわは出ません。円周方向しわは、ウェブ間に動けるスペースがある場合に発生します。
たとえば、巻取り初期の段差や、ロール内の空気層によってウェブ同士が浮いた状態になる箇所です。この「変形スペース」があることで、ウェブは座屈してしわとなります。
◇円周方向しわが発生する本質
円周方向しわが生じるプロセスを整理すると次の通りです。
- 初めは巻取張力でウェブに引張応力がかかる
- 巻取り進行によりウェブが内側に押し込まれる
- 圧縮応力が引張応力を上回る
- 座屈の臨界値を超え、かつ動けるスペースがあるとしわが発生
つまり、圧縮応力の発生とウェブの自由度が揃ったときに円周方向しわが現れるわけです。
事例①:スターディフェクト

スターディフェクトは、ロール端面付近でコアから放射状に広がるしわです。内層のウェブが半径方向応力で押し込まれ、コアとの間に微小なスペースができることで発生します。この部分の観察で、どの箇所が動けるスペースになっているかが確認でき、原因特定に役立ちます。
事例②:ロール端面しわ

巻取ロールから幅方向ではみ出したウェブが波状に変形する現象です。端面側は内側に支えがないため、ウェブが自由に座屈できる状態になり、波状しわが形成されます。特に巻取り端面の不揃いが原因となることが多く、ここも改善ポイントとして注目されます。
◇トラブル改善のポイント

引用元:フォトAC
円周方向しわの改善では、「実物の観察」が最も重要です。巻取ロール上でウェブが動けるスペースがどこにあるかを確認し、張力調整や巻取り条件の見直しを行うことで、多くの場合トラブルを抑制できます。
現場での微細な変化や空気層、端面の状態を意識することが、安定した巻取り品質を維持する鍵となります。
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高速・広幅・薄膜で「しわ」が出やすくなる理由

引用元:フォトAC
高速ラインで薄くて幅の広いフィルムを搬送していると、「条件を上げるほど、なぜかしわが出やすくなる」という経験は多いのではないでしょうか。
25μmの薄膜を、120m/minという高速で、1340mmの広幅で流す条件では、複数の要因が重なり合い、しわが発生しやすい状態になります。ここでは、その仕組みを現場目線で解説します。
◇しわの正体は「圧縮による座屈」
ウェブ搬送中に発生するしわの多くは、フィルムが圧縮されて座屈する現象です。
本来、フィルムは張力をかけて引っ張りながら搬送されますが、部分的に張力が弱くなったり、流れが乱れたりすると、面内方向に圧縮力が生じます。薄いフィルムほど平面を保つ力が弱く、この圧縮に耐えられず波打つように変形し、しわとして現れます。
◇薄膜(25μm)がしわに弱い理由
25μmという薄さは、高機能フィルムとして大きな強みである一方、曲げ剛性が非常に低いという特徴も持っています。
これは「少し押されただけで簡単に曲がる紙」を想像すると分かりやすいでしょう。張力ムラや局所的な圧縮が発生すると、厚みのあるフィルムでは問題にならないレベルでも、薄膜ではすぐに座屈してしまいます。高速・広幅条件では、この“わずかな圧縮”が発生する機会が増えるため、しわが出やすくなります。
◇高速搬送がフィルムを不安定にする
120m/minという高速になると、フィルムとローラーの間に空気が巻き込まれやすくなります。
この空気層は、フィルムをわずかに浮かせるため、ローラーとの密着性が低下します。イメージとしては、濡れた路面で車が滑りやすくなる状態に近いです。接触が不安定になると、フィルムは横方向の力や圧縮を受けやすくなり、しわの引き金になります。
◇広幅(1340mm)による張力ムラの影響
フィルム幅が広くなるほど、幅方向で張力を均一に保つことが難しくなります。
ローラーのわずかな撓み、芯ずれ、真円度の差などが、幅全体では大きな張力差として現れます。張力の低い部分は圧縮されやすく、そこからしわが発生します。
幅の広い布をピンと均等に張るのが難しいのと同じで、広幅フィルムでは「どこかに無理がかかる」状態が生まれやすいのです。
◇その他の要因も重なって影響する
しわの原因は一つではありません。装置のアライメント不良、ローラー形状のわずかなクセ、温度や湿度によるフィルムの膨張・収縮、ローラー間の長いたるみ区間なども、圧縮応力を生む要因になります。
これらが単独で問題になるだけでなく、高速・薄膜・広幅という条件と重なることで、一気に表面化します。
◇現場で意識したいポイント

引用元:フォトAC
高速広幅薄膜でのしわ対策では、「どこで圧縮が生まれているか」を意識することが重要です。
張力分布、ローラー接触状態、空気の入り込み、幅方向の支え方などを一つずつ確認することで、原因の切り分けがしやすくなります。条件が厳しいほど、わずかなズレがしわとして現れるため、基本動作の積み重ねが安定搬送への近道となります。
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高速・広幅搬送でスリップが起きる理由

引用元:フォトAC
フィルム搬送ラインで発生するスリップとは、フィルムの進む速さとローラーの回転速度が一致せず、フィルムがローラー上で滑ってしまう状態を指します。特に高速・広幅条件では、複数の要因が重なり、スリップが起きやすくなります。
◇高速搬送で増える「空気の巻き込み」
搬送速度が上がると、フィルムとローラーの間に空気が入り込みやすくなります。この空気はクッションのように働き、フィルムとローラーの直接接触を弱めてしまいます。
イメージとしては、濡れた路面を高速で走る車のタイヤが滑りやすくなる状態に近く、速度が速いほどローラーがフィルムをしっかりつかめなくなります。
◇広幅フィルムで起こる張力ムラ
幅の広いフィルムでは、幅方向の張力が均一になりにくいという特徴があります。張力が低い部分では、フィルムがローラーに押し付けられる力も弱くなり、スリップが発生しやすくなります。
全体では問題なさそうに見えても、端部や一部だけで滑りが起きているケースは少なくありません。
◇フィルムそのものが滑りやすい場合
高機能フィルムの中には、表面が非常に滑らかなものや、もともと摩擦が小さい材料があります。このようなフィルムは、低速では問題なくても、高速になると急にスリップが顕在化することがあります。
材料特性そのものが影響している点は、見落とされがちなポイントです。
◇ローラー表面の状態も重要
ローラー表面が摩耗していたり、汚れや付着物があると、フィルムをつかむ力は大きく低下します。タイヤの溝がすり減ると滑りやすくなるのと同じで、ローラーの状態はスリップ発生に直結します。定期的な点検と清掃は欠かせません。
◇張力不足が引き金になることも
張力が低すぎると、フィルムはローラーに軽く触れているだけの状態になり、簡単に滑ってしまいます。適切な張力は、フィルムをローラーにしっかり押し付け、摩擦力を確保するための基本条件です。
◇スリップ対策の第一歩は原因の切り分け
高速広幅搬送でのスリップは、空気、張力、材料、ローラー状態といった要因が重なって発生します。どこで「つかめていない」のかを一つずつ確認することが、安定搬送への近道となります。
しわ防止に向けた基本的な考え方

引用元:フォトAC
フィルム搬送で発生するしわは、単一の原因ではなく、ローラー、張力、位置ずれ、静電気など複数の要因が重なって起こるケースがほとんどです。そのため、どれか一つを改善するだけでなく、ライン全体を見渡した対策が重要になります。
ここでは、現場で実践しやすい代表的なしわ防止の技術的対策を紹介します。
◇搬送ローラーの設計がしわを左右する
たわみにくいローラー材質の選定
広幅フィルムでは、ローラー自体のたわみが張力ムラを生み、しわの原因になります。高剛性で軽量な炭素繊維系ローラーなどを使用することで、ローラーのたわみを抑え、幅方向に均一な支持が可能になります。
軽いローラーは加減速時の挙動も安定しやすく、結果としてしわが出にくい搬送につながります。
表面処理は「滑らなすぎず、食いつきすぎない」
ローラー表面にはある程度の摩擦が必要ですが、摩擦が強すぎるとフィルムが部分的に引っ張られ、逆にしわを助長します。
スリップを防ぎつつ、フィルムが自然に流れるバランスの取れた表面処理が理想です。現場感覚では「引っかからず、でも逃げない」状態を目指すとイメージしやすいでしょう。
クラウニングによる幅方向の補正
ローラー中央をわずかに太くするクラウニングは、荷重がかかった際の自然なたわみを補正するための工夫です。これにより、フィルム全幅にわたって接触状態が均一になり、幅方向の張力差によるしわを抑えやすくなります。
張力制御はしわ対策の土台
張力が低すぎるとフィルムはたるみ、座屈してしわになります。一方で高すぎると、伸びや破断のリスクが高まります。
ロードセルやダンサーローラーを用いた張力制御により、常に適切な張力を保つことが重要です。広幅ラインでは、幅方向のばらつきも考慮した制御が求められます。
ギターの弦のように「張りすぎず、緩めすぎない」状態を安定して維持することがポイントです。
ガイド機構とスプレッダーローラーの活用
フィルムがライン上で左右にずれると、折れ込みや局所的なしわが発生しやすくなります。ウェブガイド装置を使い、フィルムを常に正しい位置に保つことで、こうしたトラブルを未然に防げます。
また、スプレッダーローラーはフィルムを幅方向に広げる働きがあり、発生しかけたしわを物理的に伸ばす効果があります。
見落とされがちな静電気対策
静電気による帯電は、フィルム同士やローラーへの貼り付きの原因になります。これが局所的な引っ張りや引きずりを生み、しわにつながることも少なくありません。
イオナイザーバーなどの除電対策を行うことで、フィルムが素直に動く状態を作ることができます。
しわ防止は「総合バランス」が鍵
しわ対策で重要なのは、どこか一つを極端に強化することではなく、ローラー、張力、位置、環境条件を含めた全体のバランスです。現場で起きている現象を一つずつ観察し、「どこで無理がかかっているか」を見極めることが、安定搬送への近道となります。
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スリップが起こる原因を理解する

引用元:フォトAC
フィルム搬送中のスリップは、「ローラーは回っているのにフィルムがついてこない」状態です。速度が上がったときや、幅広フィルム・滑りやすい材料を扱う現場で特に起こりやすくなります。スリップが発生すると張力が乱れ、しわや蛇行、位置ズレなど次のトラブルにつながるため、早めの対策が重要です。
◇ローラー表面処理でグリップ力を高める
最も基本的な対策は、搬送ローラーの表面を見直すことです。ポリウレタンなどの弾性体カバーや、摩擦係数を高めた特殊コーティングを施すことで、フィルムとのグリップ力を向上させることができます。
これは、濡れた路面でもしっかり止まれるタイヤを選ぶ感覚に近く、フィルムの材質や表面状態に合ったローラーを選ぶことがポイントです。
◇押さえつけ機構で「滑らない接触」をつくる
ローラー表面だけで足りない場合は、ニップローラーや加重ローラーを使い、フィルムを物理的に押さえる方法が有効です。フィルムとローラーの接触圧が高まることで、摩擦力が増し、スリップが起きにくくなります。
滑りやすい物を持つときに、自然と力を入れて握るのと同じ考え方で、適切な押さえが安定搬送につながります。
◇真空吸着ローラーで高速搬送にも対応
高速運転時には、フィルムとローラーの間に空気が入り込み、滑りやすくなることがあります。こうした条件では、真空ローラーによる吸着搬送が効果的です。
真空の力でフィルムをローラー表面に吸い付けるため、摩擦係数が低いフィルムでも安定した牽引力を確保できます。掃除機がゴミを吸い取るようなイメージで、スリップの原因を根本から抑える方法です。
◇スリップ対策は条件に合わせた使い分けが重要
スリップ防止には、表面処理・押さえ・吸着といった複数の選択肢があります。運転速度やフィルム特性、ライン構成を踏まえ、「どこで滑っているのか」を見極めることが、無理のない対策につながります。
ウェブハンドリングメーカーおすすめ3選
ウェブハンドリング技術は、フィルムや紙、金属箔などの安定搬送と品質確保を支える重要な基盤技術です。装置や部材の選定を誤ると、トラブルや歩留まり低下につながります。
ここでは、現場での実績と技術力に定評のあるウェブハンドリングメーカーを厳選してご紹介します。
◇若水技研株式会社

若水技研株式会社は、微細溝加工ロールを専門とするメーカーです。マイクログルーブロールを中心に、フィルム・金属箔・紙などの搬送工程で発生するスリップ、シワ、スクラッチといった課題を解決してきました。
材料特性やライン構成、運転条件まで踏み込んだ分析により、搬送・張力・巻取りを含めたウェブハンドリングを総合的に提案できる点が特長です。実機テストによる事前検証や、性能を数値で示す設計力により、導入後の効果を明確化しています。
| 会社名 | 若水技研株式会社 |
| 所在地 | 〒578-0903 大阪府東大阪市今米2-5-9 |
| 電話番号 | 072-961-4500 |
| 公式ホームページ | https://wakamizugiken.co.jp/ |
さらに超音波クリーナーを活用した清浄化技術で、品質安定と歩留まり向上にも貢献しています。現場に根差した実践的な提案力が強みです。
若水技研株式会社の評判記事はこちら!
▼若水技研株式会社の評判は?微細溝加工ロールで実現するウェブ搬送の安定化と生産性向上
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇株式会社加貫ローラ製作所

株式会社加貫ローラ製作所は、1899年創業の老舗ローラーメーカーです。1923年に特許を取得した「SK式ゴムローラー」の開発をはじめ、印刷用ゴムローラーの先駆者として業界を牽引してきました。
その独創的な技術力は「技術のカツラ」と称され、高い評価を受けています。印刷用から工業用まで幅広い高機能ローラーを展開し、耐熱性・耐摩耗性・耐溶剤性など、多様なニーズに対応しています。
| 会社名 | 株式会社加貫ローラ製作所 |
| 所在地 | 〒544-0005 大阪府大阪市生野区中川5-3-13 |
| 電話番号 | 06-6751-1121 |
| 公式ホームページ | https://www.katsura-roller.co.jp/ |
さらに、ゴム生地から製品まで一貫した生産体制と、継続的な研究開発により、環境配慮型製品も積極的に提供しています。日本国内のみならず、世界中で信頼されるメーカーです。
株式会社加貫ローラ製作所の評判記事はこちら!
▼加貫ローラ製作所の評判は?老舗メーカーの強みと選ばれ続ける理由を解説
◇カンセンエキスパンダー工業株式会社

カンセンエキスパンダーは、フィルム・金属箔・製紙分野におけるシワ除去に特化した、エキスパンダーロール国内シェアNo.1メーカーです。
長年にわたり多様なシートを扱ってきた豊富な経験とノウハウを活かし、製造工程で発生するシワや弛みに対して最適なソリューションを提案してきました。同社の製品は、シワを取り除くだけでなく、製造品質の安定化や歩留まり改善にも大きく貢献します。
| 会社名 | カンセンエキスパンダー工業株式会社 |
| 所在地 | 〒573-0094 大阪府枚方市南中振2-31-3 |
| 電話番号 | 072-831-7321 |
| 公式ホームページ | https://kansenexp.co.jp/ |
「使い勝手の良い製品」を追求し、既存の概念にとらわれない開発姿勢を貫くことで、導入前から導入後まで現場に寄り添った対応を実現。コンバーティング業界を支えるインフラ的存在として、技術革新を続けています。
カンセンエキスパンダー工業株式会社の評判記事はこちら!
▼カンセンエキスパンダーの評判は?エキスパンダーロールの特長と製品ラインアップを徹底解説
まとめ

本記事では、フィルムや金属箔、紙などのロールtoロール工程で発生しやすい「しわ」や「スリップ」のメカニズムを、現場視点で体系的に解説しています。
円周方向しわ(バックリング)は、巻取り中に生じる圧縮応力と、ウェブが変形できるスペースが重なることで発生する座屈現象であり、スターディフェクトや端面しわといった具体例から原因を読み取ることの重要性が示されています。
また、高速・広幅・薄膜条件では、曲げ剛性の低下、空気巻き込み、張力ムラなどが重なり、しわやスリップが顕在化しやすくなる点も整理されています。対策としては、ローラー設計や表面処理、張力制御、ガイド機構、静電気対策などを単独で考えるのではなく、ライン全体のバランスとして最適化することが重要です。
さらに、スリップ対策では、摩擦力の確保、押さえ機構、真空吸着などを条件に応じて使い分ける視点が求められます。しわ・スリップ防止の鍵は、現象を正しく理解し、「どこで無理が生じているか」を観察しながら総合的に改善することにあるといえるでしょう。
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